9月には森保ジャパンと再戦もドイツの調子が上がらない? EURO2024へ続くドタバタ

ウクライナ代表と引き分けたドイツ photo/Getty Images

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今月はウクライナと3-3のドロー発進

来年のEURO2024はドイツで開催される予定で、当然ながらドイツはホスト国として優勝が求められている。

ただ、昨年のワールドカップ・カタール大会でも見せたドタバタ感は今も続いている。

カタール大会ではグループステージ敗退の屈辱を味わったわけだが、その始まりとなったのがグループステージ第1節の日本代表戦だ。
前半に先制しながら、リードを守り切れず1-2で敗北。日本としては嬉しい勝ち点3となり、ドイツは大会を通して不安定だった。

それは大会後も続いており、3月の親善試合ではベルギー代表に2-3で敗北。さらに今月12日に行われたウクライナ代表とのゲームも3-3で引き分けている。

ウクライナ戦は前半6分にFWニクラス・フュルクルクのゴールで幸先良く先制するも、上手くゲームをコントロールできず前半23分に1-2と逆転を許した。

後半にも1失点してしまい、最終的には3-3のドローに。83分からの猛攻撃で3-3に追いついたのは良かったが、納得できるゲーム運びではないだろう。

代表監督ハンジ・フリックも課題があるとゲームを振り返っており、現時点でEURO2024の優勝候補に挙げるのは難しいか。

「このゲームはチームの現状を表している。我々は良いスタートを切ってリードを奪ったが、そこから個々のミスで相手に得点を奪われた。選手間の連携が完全ではなかったから、そこに取り組んでいかないとね。チームが良いメンタリティを示したのは重要だが、改善すべき点については話し合わないとね。チャンスメイクはできたが、決めきれなかった」(DFBより)。

9月には日本代表と親善試合で再戦する予定となっており、ドイツとしてはリベンジしたいところだろう。一方の日本もカタールでの勝利が偶然でなかったことを証明したい。あくまで親善試合ではあるが、EURO2024へドイツはサポーターの信頼を取り戻さなくてはならない。ワールドカップに続いて日本に連敗は許されないはずで、親善試合以上のテンションで臨んできてくれるのではとの期待感もある。

来年6月14日に開幕予定のEURO2024までちょうど1年。まだドイツは安定感を取り戻していないが、この1年でフリックはどうチームを立て直してくるのか。

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