ハフェルツのベストポジションはどこ? 《プレミア3季連続一桁得点》と悩める天才FWの気になる活かし方

チェルシーでは巧さを発揮しているハフェルツだが…… photo/Getty Images

テクニシャンなのは間違いないが……

チェルシーに所属するドイツ代表FWカイ・ハフェルツは、天才肌の選手として若い頃より高い評価を得てきた。

ただ、チェルシー移籍後は思うように数字が上がってこない。チャンピオンズリーグ制覇に貢献するなど結果を出したゲームもあるが、プレミアリーグでは3シーズン続けて一桁得点だ。2020-21シーズンは4ゴール、昨季は8ゴール、今季は7ゴールとなっており、最前線にも入る選手であることを考えると少々物足りないか。

気になるのは、24歳を迎えているハフェルツのベストポジションだ。器用さを活かして最前線に入ることも多い選手だが、前線で体を張る純粋なゴールゲッターというわけではない。偽9番のように周囲を活かしつつ、得点を狙っていくタイプの選手だ。

ウイング、トップ下にも入れるが、果たしてハフェルツの良さをどう引き出せばいいのか。独『DW』は、まだハフェルツはポテンシャルを最大限引き出せていないとさらなる成長に期待をかけている。

今季はチェルシーの状態が上がらなかったことも大いに影響しているだろうが、ハフェルツはレヴァークーゼン時代の2018‐19シーズンにブンデスリーガで17ゴール、2019‐20シーズンにも12ゴールを挙げるなど得点力はある。

現在はアーセナル移籍が近いとも報道されているが、レヴァークーゼン時代の得点力をどう引き出すべきなのか。アーセナルではガブリエウ・ジェズスが最前線の位置で偽9番のように振る舞っており、ハフェルツも同じ役割をこなせるだろう。獲得が実現すればアーセナルのオプションが広がるのは間違いないが、ベストポジションは最前線かトップ下か、あるいは右のウイングか。移籍が実現したならば、このあたりは指揮官ミケル・アルテタがどう起用してくるのか楽しみなポイントではある。

器用なテクニシャンであるがゆえに複数ポジションを任されるのだろうが、まだプレミアではハフェルツのベストを引き出せていないか。ドイツ代表でも中心となれる実力者だけに、やはりプレミアでの得点数も二桁に乗せたいところだ。

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