ギルモア、A・ロバートソン、マクトミネイらスコットランドが強い EURO予選4連勝はダークホースの証なのか

EURO2024予選で快調なスタート切ったスコットランド photo/Getty Images

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スペインまで撃破してしまう力は侮れない

EURO2024予選でスコットランド代表が強い。予選グループAに入っているスコットランドはキプロス、スペイン、ノルウェー、ジョージアと同居しているのだが、ここまで無傷の4連勝スタートだ。

第2節ではスペインをも2-0で撃破し、今月17日に行われたアウェイのノルウェー戦では終盤の2ゴールで2-1と逆転勝利。ノルウェーには今をときめくMFマルティン・ウーデゴー、FWアーリング・ハーランドの両名もいたのだが、スコットランドは我慢強い戦いで勝ち点3を奪っている。

期待の若手MFであるブライトン所属のビリー・ギルモア(22)も手応えを口にしており、早くもEURO2024の開催地であるドイツへ辿り着ける自信を手にしたようだ。
「EURO本大会への到達は現実的な目標だ。僕たちはそこにいたいと思っている。上手くいけば僕たちは良い結果を残してドイツに辿り着ける。選手たちには自信があるし、自分たちが何をしたいのか理解している。チームの狙いを理解しているんだ」(『Herald Scotland』より)。

中盤にはギルモアに加え、マンチェスター・ユナイテッドのスコット・マクトミネイ、セルティックで古橋や旗手らとチームメイトのカラム・マクレガーら実力者がおり、最前線には体を張ることのできる大型FWリンドン・ダイクス、アストン・ヴィラ所属の仕掛け屋ジョン・マッギン、サウサンプトンで長くプレミアリーグの戦いを経験してきたスチュアート・アームストロングらクセ者が揃う。

そして何と言ってもサイドバックにはリヴァプールのアンドリュー・ロバートソン、アーセナルのキーラン・ティアニー、伸び盛りのブレントフォードDFアーロン・ヒッキー(21)がおり、ティアニーは3バックの左CBに入ることもある。粘り強い守備をベースに、左サイドを駆け上がるロバートソンの推進力をシンプルに活かす攻撃はスコットランドの特長だ。

チームには昨年のワールドカップ・カタール大会出場権を逃した悔しさが残っている。カタール大会へ向けた欧州予選では勝ち点23を稼いだが、デンマーク代表に次ぐ2位でフィニッシュ。スコットランドはプレイオフに回ることとなり、そこでウクライナに1-3で敗れてしまった。

それでも欧州の強豪相手にも粘り強く戦うだけの力があるのは事実。EURO2024で旋風を巻き起こしたいところだが、この勢いのまま駆け抜けられるか。

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