欧州サッカー界を騒がせる“オイルマネー”の猛威 サウジ行きに警鐘を鳴らす元英代表

マンチェスター・シティの3冠に貢献したB・シルバ photo/Getty Images

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サッカーまでも乗っ取ろうとしている

今冬のクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)に続き、今夏もすでにカリム・ベンゼマやエンゴロ・カンテ(ともにアル・イテハド)らのサウジアラビア移籍が正式決定。さらに、現在もまだまだ多くの選手にサウジアラビア行きの噂が浮上しており、欧州サッカー界で“オイルマネー”が猛威を振るっている。

そんな中、マンチェスター・シティに所属するポルトガル代表MFベルナルド・シウバにまで、サウジアラビアへの移籍の可能性があることが報じられた。同選手は現在28歳で、今季はシティに悲願であった欧州制覇をもたらすととともに、主要タイトルの3冠獲得に貢献。今や欧州を代表する選手となっている。そして、サッカー選手として全盛期を迎えていると言っても過言ではないこの時期に、世界最高峰の舞台である欧州を離れる可能性があることに疑問を抱いているファンも少なくないかもしれない。

かつてリヴァプールで活躍した元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏もこの件に反応。自身のTwitterを通して「ベルナルド・シウバは絶頂期にあり、過去5年間、ヨーロッパで最高の選手のひとりであり続けている。サウジアラビアリーグが30代の選手たちを獲得することについては心配していなかったが、エリート選手については少し心配だ。もしこれ(B・シウバの移籍)が起こったならば流れが変わってしまう。サウジはゴルフやボクシングのビッグマッチを乗っ取り、今度はサッカーまでも乗っ取ろうとしている」とコメントし、サウジアラビア行きに警鐘を鳴らしている。
まだまだ今夏の移籍市場は始まったばかり。はたして、今後どれだけの選手がサウジアラビア行きを決断するのか。今後の動向にも注目が集まる。

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