サウジへ向かったカンテはもう仏代表に入らないのか 気になる5大リーグ離れた後のキャリア

フランス代表で長くプレイしてきたカンテ photo/Getty Images

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仏ではチュアメニやカマヴィンガが伸びているが……

近年は欧州5大リーグを離れてアメリカやサウジアラビアなどへ向かう選手が増加傾向にあるが、気になるのが各代表チームでの立ち位置だ。

今夏はフランス代表MFエンゴロ・カンテがチェルシーを離れ、サウジアラビアのアル・イテハドと契約を結んだ。最近は怪我がちだったが、カンテはフランス代表の主力メンバーだ。サウジアラビア行きで代表での立ち位置がどうなっていくのかは気にかかる。

5大リーグに比べると、やはりアメリカ・MLSやサウジアラビア国内リーグはレベルが落ちる。中国へ向かったMFオスカルもブラジル代表からは漏れるようになり、アメリカのFCトロントへ向かったイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェも同じだ。
サウジアラビアへ向かうカンテの代表キャリアも一時ストップとなる可能性もあるが、サウジアラビアからの代表入りも可能との見方を示すのは元フランス代表FWジブリル・シセ氏だ。

同氏は自身も似たような経験をしたことがあるとキャリアを振り返っており、カンテの代表入りも可能との認識だ。

「私にも似たようなことがあった。マルセイユを離れてからパナシナイコスへ行き、そこでゴールを積み重ねたことで2010年のワールドカップメンバーに入った。サウジアラビアに向かう選手たちを考慮すると、競争の激しいリーグになるだろう。彼がクオリティを取り戻して試合数をこなせば、可能性はあるだろう?」(仏『Foot365』より)。

フランスの中盤ではレアル・マドリードのエドゥアルド・カマヴィンガやオーレリアン・チュアメニなど若い世代が台頭しており、今後は彼らの世代が中心となっていくだろう。とはいえ、カンテもまだまだ実力者だ。来年のEURO2024を戦うこともできるはずだが、強豪国の代表監督たちは欧州トップリーグを離れる選手たちとどう向き合うべきなのだろうか。

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