9月のドイツVS森保ジャパンは《負けられないガチンコ勝負》に? EURO2024へドイツはもう負けられない

昨年のW杯でも日本とドイツは激闘を演じた photo/Getty Images

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ドイツにはプレッシャーがかかっている

親善試合は色々なことをテストする場でもあり、結果に一喜一憂しすぎるべきではないだろう。

ただ、9月に予定されている日本代表VSドイツ代表の一戦は結果にこだわったガチンコ勝負となるかもしれない。

日本とドイツはワールドカップ・カタール大会でも顔を合わせ、その際は日本が2-1と見事な逆転勝利を収めた。日本にとっては貴重な強豪との親善試合であり、今回も勝ちにこだわるだろう。
一方のドイツは、カタール大会以降も結果が出ていない。3月には親善試合でベルギーに2-3で敗れ、今月もウクライナと3-3のドロー、ポーランドには0-1、コロンビアには0-2で敗れている。

ドイツは来年のEURO2024のホスト国であり、求められているのは優勝のみ。今はそこへ向けた準備期間なのだが、親善試合での不甲斐ない結果から指揮官ハンジ・フリックには大きなプレッシャーがかかっている。一部では解任を検討すべきとの声もあるほどだ。

独『Bild』は9月に控える親善試合について、「フリックはEURO2024へ競争力あるチームを作れるのか。それを証明する場が9月の日本戦とフランス戦だ」と伝えており、フリックが信頼を勝ち取るには目の前のゲームに勝つしかない。テストばかりしているわけにもいかないのだ。

特にワールドカップに続いて日本相手に連敗したとなれば、フリックへの風当たりはかなりキツくなると予想される。EURO2024でカタール大会の二の舞は許されず、カタール大会の頃より成長していることをサポーターに証明しなければならない。

9月の親善試合は結果にこだわった真剣勝負となりそうで、日本にとっては歓迎すべき流れだろう。

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