U-21も28本シュート打って1ゴールのみ…… 決定力不足に悩むドイツはU-21でも敗退寸前に追い込まれていた

U-21欧州選手権を戦っているU-21ドイツ代表 photo/Getty Images

グループ最終節ではU-21イングランドと激突

昨年のワールドカップ・カタール大会グループステージ敗退、最近の親善試合でも負けが続くなど、ドイツ代表には厳しい視線が向けられている。

しかも、A代表だけではない。現在ジョージアではU-21欧州選手権が開催されているのだが、そこでU-21ドイツ代表もA代表と似たような状況に陥っている。

今回のU-21ドイツには、ドルトムントFWユウスファ・ムココ、シュツットガルトDFヨシュア・ヴァグノマン、シャルケMFトム・クラウス、フライブルクMFヤニク・カイテル、ブレントフォードFWケビン・シェーデ、インテルからの関心も噂されるオーフス所属の196cmDFヤン・ビセックら5大リーグを中心に活躍する若手タレントが名を連ねている。

ただ、グループステージ第1節ではイスラエルに1-1、第2節ではチェコに1-2で敗れてしまった。

この2試合に共通しているのは、どちらもドイツが押し込んでいたことだ。イスラエル戦は78%と高いポゼッション率を誇り、17本のシュートを放った。一方のイスラエルは3本しかシュートを打っていないのだが、スコアは1-1のドローだ。

第2節のチェコ戦も同様で、ドイツは28本ものシュートを打っている。ポゼッション率も70%とゲームを支配していたが、87分に勝ち越し弾を許して敗れてしまった。

28日には最終節でグループ最強と考えられるU-21イングランド代表と対戦する。イングランドはきっちりとグループ2連勝を収めており、ドイツ戦は消化試合となる。

アンダー世代の大会は結果だけを求める場ではないものの、A代表と似たような展開で白星を逃しているのは気がかりだ。決定力不足はU-21の世代の課題にもなっているようで、育成方針を見直すことも必要になってくるかもしれない。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ