なぜかボール奪われぬ不思議 マンCに加わるコバチッチのドリブルは“イニエスタ級”

チェルシーでも活躍してきたコバチッチ photo/Getty Images

中盤からボールを運ぶ能力は一級品

イルカイ・ギュンドアンを失ったマンチェスター・シティだが、中盤にチェルシーからクロアチア代表MFマテオ・コバチッチを獲得することに成功した。ギュンドアンと同じ役割をこなせるかは分からないが、テクニックには定評がある。

スペイン『MARCA』が絶賛するのは、コバチッチのボールを運ぶ能力だ。クロアチア代表では先輩のルカ・モドリッチも中盤からボールを運ぶのが上手い選手だが、コバチッチもその能力は負けていない。相手のプレスを簡単に突破してしまう不思議なドリブル能力を備えており、それはマンCの指揮官ジョゼップ・グアルディオラにとって嬉しい武器となるのではないだろうか。

「彼は特別なドリブルを持っている。彼からボールを奪うのは非常に難しく、相手のプレッシャーを簡単にいなしてくる」

同メディアはこのように伝えており、コバチッチのドリブルがマンCの中盤でどう活かされるのか楽しみだ。

例えば2019‐20シーズンにはリーグ戦で77回のドリブルを成功させており、これはプレミアリーグ全体で7番目の数字だった。何よりの特長は、ドリブル失敗数が13回しかなかったことだ。ウイングの選手が仕掛けるドリブルとは種類が異なるとはいえ、相手が密集している中盤でこれだけ失敗数を少なくできるのは見事だ。

グアルディオラはバルセロナで1つの黄金期を築いており、その際はアンドレス・イニエスタがいた。イニエスタのドリブルも相手に奪われない特別なレベルにあったが、コバチッチがインサイドハーフで同様の仕事をこなせるならば面白い。

それこそギュンドアンのようにグアルディオラの下で得点力がアップする可能性もあり、コバチッチがMFとしてどう進化するのか注目される。

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