2017年以来のプレミアへ戻りたい 若手有望株に賭けるサンダーランドの戦い

今季のサンダーランドは2部で6位に入った photo/Getty Images

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来季はベリンガムの弟にも注目が集まる

再びプレミアリーグの舞台へ戻れるだろうか。その夢へ一歩ずつ進んでいるのがサンダーランドだ。

サンダーランドは2000年代後半から2016年までプレミアリーグの常連クラブだったが、2016-17シーズンに2部へ降格。さらに2017-18シーズンはそのまま3部へと降格してしまい、2018‐19シーズンから4シーズンは3部での戦いを強いられることになった。

再び光が見えたのは、2021‐22シーズンだ。このシーズンに2部への昇格を決めると、昇格した今季は2部で6位に。昇格プレイオフは準決勝で敗れたが、ホームのスタジアム・オブ・ライトにはプレミア復帰を夢見るサポーターの熱気があった。
近年の方針としては、若い選手を中心としたチーム作りだ。今季はマンチェスター・ユナイテッドからレンタルで獲得していた20歳のFWアマド・ディアロもブレイクしたが、若手有望株を積極的にチームへ迎え入れている。

例えば今夏には、ジュード・ベリンガムを兄に持つMFジョーブ・ベリンガム(17)をバーミンガムから獲得。ジョーブもすでに2部の戦いを経験しており、新シーズンからは即戦力として期待できる。

他にも今夏U-21イングランド代表にも選ばれたGKアンソニー・パターソン(22)、北アイルランド代表の右SBトライ・ヒューム(21)、昨夏にアーセナルから加わったセンターバックのダニエル・バラード(23)。

今冬にウェストハムから加えたU-20フランス代表経験者のMFピエール・エクワ(21)、昨夏にトッテナムから加わり、リーグ戦9ゴール11アシストと躍動した22歳のFWジャック・クラークなど、将来的なステップアップを望む若手有望株がチームの中心だ。

そこに中堅世代のスコットランド代表FWロス・スチュアート(26)、イングランドのメッシとも言われてきたパトリック・ロバーツ(26)らが絡むチーム構成はなかなか興味深い。新シーズンの目標はプレミア昇格で、7年ぶりの舞台へ戻ろうとサンダーランドは必至の戦いを続けている。

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