ベイル時代終焉のウェールズは“FIFAランク35位”まで後退…… この1年で1勝のみの大苦戦

EURO2024予選でも苦戦目立つウェールズ photo/Getty Images

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再びEUROとW杯は遠い目標に?

29日、国際サッカー連盟『FIFA』がFIFAランキングを発表した。

こうしたランキングはTOP10に注目が集まりがちだが、英『BBC』が注目したのはウェールズ代表だ。

この1年はウェールズにとって厳しい時間になってしまった。ワールドカップ・カタール大会に出場できたのは大きな成果だったが、結果は1分2敗のグループ最下位だ。イングランド、アメリカ、イランと同居したグループBを突破できるとの見方もあったが、イランにも0-2で敗れるなど結果は惨敗だ。
昨年はネーションズリーグも6戦全敗に終わっており、今月行われたEURO2024予選でもアルメニアに2-4、トルコに0-2で敗れている。この1年を通算すると、12試合で勝ったのは1つのみだ。それも3月に行われたEURO予選のラトビア戦のもので、ラトビアは格下だ。

今回発表されたFIFAランキングでは、ウェールズは35位まで順位を落としている。EURO2016ではベスト4に入るなど充実な日々を過ごしてきたウェールズだが、FIFAランク35位は2015年に37位となって以降ではワーストの順位となってしまった。

何よりの課題は現役を退いたFWガレス・ベイルの後釜だ。ウェールズの躍進はベイルに引っ張られていた部分が大きく、ベイルが抜けると攻撃の形が変わる。今後はもっとFIFAランクを落とすことになる可能性もあり、再びEUROとワールドカップ本大会が遠い目標となってしまうかもしれない。

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