アグレッシブでも気持ちは平常心で 初先発ながら大畑歩夢は冷静に“らしさ”を魅せた

先発した大畑 photo/Getty Images

先制点をアシスト

浦和レッズはJ1第12節延期分で湘南ベルマーレと対戦。前半に1点をリードすると後半にも3ゴールを決め、直近数試合のうっぷんをはらす大勝を飾った。この試合で久々の先発出場となった男が大畑歩夢だ。

土曜に行われた川崎フロンターレ戦で明本考浩と荻原拓也が負傷。左サイドバックを務める両者が離脱となった湘南戦だが、大畑にとっては大きなチャンスだった。今季リーグ戦では初先発を飾った背番号66は、気負わずに冷静に戦いに挑んだ。

「特に変わったことはなく、自分らしさを出して試合に臨もうと思った。意識してしまうと空回りすると分かっていたので、冷静にいつも通りやろうとしていた」

そして、そのらしさはすぐに結果に結びつく。20分、岩尾憲のロングフィードを受けると、自ら突破をはかり中央へと折り返す。最後は興梠慎三が決めて、浦和が先制点を奪う。アシストしたシーンも大畑は冷静だった。

「自分が思っていたよりもいいトラップができた。あとは冷静に中を見て(中央に)流すだけだった」

プレイはアグレッシブだが、あくまでも平常心。その気持ちが今節の活躍につながったのだ。

次戦は敵地でサガン鳥栖と対戦。湘南戦に続いて結果を残して、古巣へと恩返ししたい。

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