日本の10番背負った南野拓実に華麗なる復活劇はあるか モナコでも1ゴールのみの結果に「失望」と批判も

モナコでもポジション確保できていない南野 photo/Getty Images

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勝負の23-24シーズンへ

第二次森保ジャパンに割って入れるだろうか。FW南野拓実は、クラブで難しい時間を過ごしている。

オーストリアのザルツブルクで結果を出した南野は2020年に名門リヴァプールへ移籍しており、超のつくビッグクラブでプレイする日本人選手として大きな注目を集めた。

代表でも10番を任されていたが、リヴァプールでは出場機会の確保に苦戦。そこで昨夏にはフランスのモナコへ移籍したのだが、ここでも結果を出せていない状況だ。ワールドカップ・カタール大会後は日本代表も離れており、もう一度クラブでアピールしていくしかない。
ブラジル『Globo Esporte』は今季の日本人選手を振り返る中で、海外組の中でも最もショッキングな選手だったと指摘。モナコで1ゴールのみに終わった今季の結果に納得していない。

「リヴァプールでは先発のチャンスがなかったこともあり、機会を求めてモナコへ渡った。南野獲得には1500万ユーロが投じられており、期待値も高かった。それだけに、彼は昨季欧州にいた日本人選手の中で最も失望させられた選手となってしまった。当初は多くのチャンスがあったが、結果は散発的だった。様々なポジションでプレイしたものの、どれも期待はずれに終わり、すぐベンチへ下げられた」

今の日本代表は2列目がかなり豪華だ。南野の場合はトップ下に適性があるが、ここは鎌田大地、久保建英がいる。また[4-3-3]を選択する場合、ウイングは伊東純也に三笘薫、堂安律、新戦力の中村敬斗など実力者揃いだ。

ザルツブルクからリヴァプールへステップアップした流れは理想的だったが、クラブシーンでは難しい3年間が続いている。カタール大会での悔しさを3年後の2026年大会にぶつけたいとの思いがあるはずだが、28歳を迎えている南野は覚醒の2023-24シーズンを過ごせるのか。新シーズンは勝負の1年となりそうだ。

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