U-19は準優勝、U-20W杯は3位、U-21はベスト4入り アンダー世代のイスラエルが強すぎる

U-21欧州選手権・準決勝ではイングランドと対戦するイスラエル photo/Getty Images

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ダークホース集団完成への期待

現在ジョージアとルーマニアで開催されているU-21欧州選手権では、開催国のジョージアがポルトガル、オランダ、ベルギーと同居したグループAを首位通過するなど勢いに乗っていた。

そんなジョージアをベスト8で止めたのは、U-21イスラエル代表だ。

イスラエルはPK戦の末にジョージアを撃破し、準決勝へ進出。準決勝ではイングランド代表と対戦する予定となっている。
興味深いのは、ここ最近のイスラエルサッカー界の躍進ぶりだ。5月から6月にかけて行われていたU-20ワールドカップでは、ブラジル代表を撃破するなどU-20イスラエル代表は3位で大会を終えている。

さらに昨夏行われたU-19欧州選手権では、フランス代表をも撃破するなどファイナルまで進出。決勝ではイングランドに1-3で敗れたが、U-19イスラエル代表が残した準優勝の成績は見事だ。

今回のU-21欧州選手権でもベスト4へ駒を進めることになり、スペイン『as』はこのアンダー世代での躍進は決して偶然ではないとイスラエルの強さを称える。

中でもU-21のチームで注目選手に挙げられるのがザルツブルク所属MFオスカー・グルーク(19)だ。

イスラエルの名門マッカビ・テルアビブで結果を残した攻撃的MFのグルークは、今冬に育成力の高いオーストリアのザルツブルクへと移籍しており、今後のさらなるステップアップに期待がかかる。19歳ながらA代表でも6試合こなしており、今回のU-21欧州選手権でも高い能力を披露している。

後はこれをA代表へ繋げられるかどうかだ。ワールドカップは1970年大会に1度出場しているが、EUROは本大会に進めていない。国際舞台ではほとんど結果を出せていない状態にあり、まずはEUROとワールドカップでの欧州予選突破が目標だ。アンダー世代の底上げが進んでいるのは確かで、数年後にはダークホース集団が完成しているかもしれない。

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