「私がクロップならトレントを中盤に」 イングランド代表で“MF”になったアーノルドは中盤に固定すべきなのか

イングランド代表では中盤に入ったアーノルド photo/Getty Images

続きを見る

中盤の方がキック精度を活かせるか

リヴァプールより先にイングランド代表で本格テストされるとは予想外だったが、トレント・アレクサンダー・アーノルドはこのまま中盤の選手になっていくのだろうか。

リヴァプールでは主に右サイドバックを担当してきたアーノルドだが、イングランド代表監督のガレス・サウスゲイトは6月のEURO2024予選・マルタ戦、北マケドニア戦でアーノルドを中盤に配置。セントラルMFとしてフル出場させている。

その効果は抜群で、アーノルドは得意のキック精度を活かしてマルタ戦で1ゴール、北マケドニア戦で1アシストを記録した。どちらも格下とはいえ、アーノルドが中盤でも輝けることは確認できた。
このことから、リヴァプールOBのディーン・ソーンダース氏はクラブでもアーノルドを中盤にコンバートすべきと主張する。リヴァプールは中盤の層に不安を抱えているが、アーノルドを中盤へ回して新たな右サイドバックを獲得すべきとの意見だ。

「もしトレントを中盤でプレイさせれば、彼はライスが出来る全てのプレイをこなせるし、チアゴのようなパスも出せる。もし私がクロップなら、右SBを獲得してトレントを中盤に配するだろう」(英『TalkSport』より)。

リヴァプールはすでにブライトンからMFアレクシス・マクアリスターを獲得しており、アーノルドも回す場合は中盤の展開力がかなりアップしそうだ。右サイドバックの補強は必須となるが、アーノルドは昨季もブライトンFW三笘薫との1対1で脆い部分を見せるなど、守備対応には不安もある。イングランド代表でもそれが理由で右サイドバックの序列争いに敗れていたところがあり、右サイドバックにこだわる必要性は薄いのかもしれない。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ