ライス獲得でもトーマスはそう簡単にポジションを譲らない 「彼が去ればアーセナルは最高のMFを失う」

アーセナルの中盤に君臨するトーマス photo/Getty Images

やはりその存在は大きい

ニュルンベルクとプレシーズンのテストマッチを行なったアーセナル。ブカヨ・サカのゴールで先制するも、後半に奥抜侃志の同点弾を浴び、1-1のドローで終えた。

サウジアラビアからのオファーがさかんに報じられるMFトーマス・パルティは、この試合で先発した。前半のみでピッチを退いたが、レギュラー格のメンバーが多く出場したなか、いつもどおり冷静に試合をコントロールしていた。

ウェストハムからMFデクラン・ライスを獲得間近ということで、去就が取りざたされるトーマス。しかし、ライスがチームにフィットする保証などどこにもなく、昨季ほとんどの試合で重要な役割を果たしていた選手を、安易に放出してよいものだろうか。

英『Daily Mail』も「トーマス・パルティはそう簡単に替えられるものではないことを示した」「ニュルンベルク戦の前半では、再びその格を示した」「もし彼が去れば、アーセナルは最高のMFのひとりを失うことになるだろう」と綴っており、トーマスの中盤の存在感はやはり捨てがたいものだ。

アーセナルは3000万ポンド以上のオファーであればトーマスの移籍に応じる用意があると先日報じられていたが、トーマスはこの試合でミケル・アルテタに自身の存在価値を再び示したといえる。ライスを一列前で使うなどの共存策もあるはずで、開幕までアルテタと首脳陣は頭を悩ませることになりそうだ。

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