広島、FW満田誠の長期離脱で急失速? 11番不在時の勝率はわずか「20%」

現在、負傷離脱している満田 photo/Getty Images

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2週間の中断期間で浮上のきっかけを掴めるか

サンフレッチェ広島は16日、明治安田生命J1リーグ第21節で横浜FCをホームへ迎え入れ、1-1のドローで試合を終えた。

両チームともになかなかゴールを奪えない時間帯が続いた中で、86分に左サイド(横浜FCから見て右サイド)を突破され、先制点を許してしまった広島。後半アディショナルタイムに突入して迎えた94分、柏好文がCKのクロスをキャッチした相手GKの背後に隠れ、一瞬のスキを突いてボールを奪うと、最後はピエロス・ソティリウが流し込み、なんとか同点に持ち込んだ。ただ、広島は黒星こそ回避したものの、リーグ戦で5試合白星がなく、8位まで順位を落としている。

第4節から5連勝を飾るなど素晴らしい序盤戦を過ごし、一時は2位につけていた広島だが、ここにきて失速。調子を落とした要因はいくつかあるだろうが、最も大きいのはやはり11番を背負うFW満田誠の負傷離脱か。
満田は今季、開幕戦から連続出場を続けていたが、5月7日の第12節アビスパ福岡戦で負傷。その後の検査で右膝前十字靭帯部分損傷と診断され、現在は長期離脱を余儀なくされている。データサイト『opta』によると、満田が出場した今季のリーグ戦で、広島の勝率は「63.6%」を誇る。7勝2分2敗と、黒星もわずかに2つだ。しかし、彼が不在時は2勝2分6敗と、勝率が「20%」しかない。この間の1試合の平均得点は「0.8」で、複数得点を記録した試合も1度だけだという。

はたして、広島は満田不在の中でも浮上のきっかけを掴むことができるのか。同クラブは次節、8月5日にアウェイで湘南ベルマーレと対戦予定となっており、この中断期間の2週間を大事にしていきたい。

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