ボール支配率30%以下の勝率はなんと「86%」 今季のJ1で驚きのデータが明らかに

J1第21節では支配率29%の福岡が湘南を撃破した(写真はイメージ)photo/Getty Images

支配率29%の福岡が湘南を撃破

サッカーは、相手チームよりも長い間ボールを保持したからといって、試合に勝てるとは限らない。今季の明治安田生命J1リーグにおいて、驚きのデータが明らかとなった。

16日に行われたJ1第21節で、湘南ベルマーレとアビスパ福岡が激突。両チームともになかなかゴールを奪うことができず、時間だけが過ぎていったが、アウェイの福岡が86分にドウグラス・グローリのゴールで均衡を破り、1-0で勝利を収めた。

この結果、リーグ戦で3連勝を飾ることとなった福岡だが、湘南戦の試合展開を見ると、劣勢に立たされる時間帯が多かったのも事実。データサイト『opta』によると、この試合の福岡のボール支配率はわずか「29%」だった。しかし、試合後に長谷部茂利監督が「最後のところは決めさせず、十分自分たちらしい良い戦いができた」述べたように、終始粘り強い守備を披露し、無失点をキープし続けたことで、最後にはこのボール支配率の差を跳ね除けてみせたのだ。

さらに同データサイトによると、湘南戦の福岡を含めて、今季のJ1で1試合のボール支配率が30%以下を記録したチームは7チームあるのだが、そのうち6チームが勝利を手にしている。勝率はなんと「86%」だという。やはりボールを圧倒的に支配し続けたとしても、なかなかゴールを決めきれないでいると、勝利はその手からこぼれ落ちてしまうものなのかもしれない。

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