“1年ぶり”のゴールで感情爆発 V・D・ベークに訪れた歓喜「プレシーズンに感情を爆発させるのは珍しいが……」

リヨン戦でゴールを決めたファン・デ・ベーク(中央) photo/Getty Images

ユナイテッドでは苦しい時間が続いているが……

19日にリヨンとプレシーズンマッチをおこなったマンチェスター・ユナイテッドは、1-0で勝利を収めた。

決勝点を奪ったのは、昨季怪我に苦しんできたMFドニー・ファン・デ・ベークだ。

右サイドから上げられたクロスに上手く右足のボレーで合わせた一撃で、ファン・デ・ベークは天を見上げながら喜びを爆発させた。

ビッグクラブでプレイする選手がプレシーズンマッチのゴールで大喜びするのは珍しいかもしれない。ただ、ユナイテッドで難しい時間を過ごしてきたファン・デ・ベークにとっては特別なゴールだったのだろう。

英『Manchester Evening News』もファン・デ・ベークの思いが詰まった一撃だったと取り上げる。ファン・デ・ベークがユナイテッドの選手としてゴールを奪ったのは、昨年5月のエヴァートン戦以来1年ぶりのことだ。

「CLの準決勝に進出した選手がプレシーズンのゴールで感情を爆発させるのは珍しいが、リヨン戦でのファン・デ・ベークのボレーシュートは彼にとって大きな意味を持っていた。彼は雄叫びを上げ、手で顔を覆った。これは道を見失ったサッカー選手にとってはハッピーな瞬間だった」

「現在はコンディションも上がっており、まだまだ活躍できると期待されている。テン・ハーグは資金集めのために選手を売却する必要があり、アヤックスでも見せていたファン・デ・ベークのパフォーマンスは多くのクラブにとって依然として魅力的に映るだろう」

ユナイテッドで定位置を確保するのは難しいが、まだまだ欧州トップリーグで活躍できるだろう。ユナイテッドでの時間は明らかに上手くいっていないが、そのクオリティは本物と言っていいはずだ。新シーズンこそファン・デ・ベークは完全復活を目指す。

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