“ホールディングMF風GK”とまで評されるオナナはマンUの攻撃をどう変える? 期待される組み立ての貢献度

マンUに加わったオナナ photo/Getty Images

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デ・ヘア以上の貢献度を見せられるか

退団したGKダビド・デ・ヘアの後釜として、マンチェスター・ユナイテッドが選んだのはアンドレ・オナナだった。

昨季インテルの守護神としてチャンピオンズリーグ決勝も戦ってきたオナナをユナイテッドは4300万ポンドの移籍金で獲得したとされており、昨季もインテルで示してきたように実力は十分だ。デ・ヘアの後釜としては理想に近いのではないか。

特に注目したいのは、足下の技術だ。近年はGKにも組み立てに参加する力が求められるが、オナナは攻撃部分でも積極的に繋ぐ姿勢を見せている。それはユナイテッドの指揮官エリック・テン・ハーグも求めている能力のはずで、Optaのアナリストを務めるライアン・ベンソン氏もユナイテッドの攻撃に変化を与えるはずとオナナに期待をかける。
「オナナのボールを扱う能力は、チームの攻撃スタイルやチャンスの数に影響を与える可能性がある。オナナが後方から繰り出す冒険的なパスは対戦相手、特にハイラインを保つ相手に危機をもたらす可能性がある。シティのグアルディオラは、CL決勝後にオナナのことを『ホールディングMF』と例えていた。実際、後半には彼のパスがラウタロへ繋がり、そこからルカクのシュートに繋がるシーンもあった」

ユナイテッドの前線にもスピード自慢のマーカス・ラッシュフォードがいるため、対戦相手のライン設定によってはオナナからラッシュフォードへ一本のパスで決定機を生み出すパターンも完成するかもしれない。GKが『ホールディングMF』と称されるのも現代ならではだが、ユナイテッドにオナナの技術はフィットするか。

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