ミラン、早くも“プリシッチ効果”絶大 アメリカのスター加入で収益大幅増へ

今夏の移籍市場でミランへ加入したプリシッチ photo/Getty Images

ピッチでも結果を残せるか

ACミランに、早くも“新11番”の加入効果があらわれているようだ。

ミランは13日、チェルシーからアメリカ代表FWクリスティアン・プリシッチを完全移籍で獲得したと発表した。移籍金は2000万ユーロ(約31億円)で、契約期間は4年間。同選手は、昨季までズラタン・イブラヒモビッチが使用していた11番のユニフォームを身につけることとなった。

現在24歳のプリシッチは、アメリカ代表の10番を背負うなど、母国のスターだ。6月の代表戦でも2ゴールを記録し、チームをCONCACAFネイションズリーグ優勝へ導いていた。ミランもプリシッチの加入は、アメリカでのマーケティングに大きな影響を与えてくれると確信していたに違いない。移籍から1ヶ月経たずして、その効果はすでに絶大だ。

英『Football Italia』によると、プリシッチの加入に関するSNSのインプレッションは「4600万回」を超え、ビデオ再生も「1700万回」を記録したとのことだ。さらに、チームのショップでは売上が「266%」もアップ。アメリカからの注文割合は、これまで全体の「9%」程度だったものの、現在は「43%」にまで増加している。また、ミランはこのプリシッチ効果もあって、今年の収益は「4億2000万ドル(約595億円)」以上が見込まれているという(昨年は「2億9900万ドル(約424億円)」)。

早くもピッチ外では結果を残してみせたプリシッチ。近年は所属クラブで苦しい時期を過ごすことも多いが(昨季は公式戦30試合に出場して1ゴール2アシスト)、ピッチでもしっかり結果を残すことができるのか。

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