「世界最高のトランジション・チームになりたい」 テン・ハーグ体制2年目のマンUが目指す超速のフットボール

新シーズンのマンUはどう進化するか photo/Getty Images

ユナイテッド真の強さを取り戻す時

昨季エリック・テン・ハーグ体制でトップ4フィニッシュを果たしたマンチェスター・ユナイテッド。チームの強みの1つとなってきたのが素早い攻守の切り替えだ。

中盤の底にカゼミロが入ったことでボールの回収力が上がり、そこからシンプルにスピード豊かなFWマーカス・ラッシュフォードらを活かす攻撃も多く見られた。攻撃のテンポは確実に上がっていると言えよう。

新シーズンはさらに上を目指すことになるが、テン・ハーグはさらに攻守の切り替えを研ぎ澄ませたい考えだ。

「シーズンを振り返って、昨季はどうだったのか。シーズンは順調ではあったが、まだユナイテッドの基準には達していない。我々は改善しなければならないし、ステップアップしないといけない。普通に良いだけでは不十分で、もっと良くならないと」

「どうなりたいか?我々は世界最高のトランジション・チームになりたいと思っている。ダイナミックでスピードのあるプレイがしたい。それがユナイテッドだからだ」(『MUTV』より)。

そうしたプレイスタイルはオールド・トラッフォードのサポーターを喜ばせるものだろう。今夏にはチェルシーからMFメイソン・マウントを加えており、マウントは得点力もある攻撃的なMFだ。スピーディーな展開にフィットするならば、マウントの存在も面白いものとなるだろう。昨季以上に進化したスピーディーな攻撃を展開してくれるはずで、最後まで優勝争いに絡むシーズンとしたいところだ。

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