冨安「正直自信を失っていた」「ホワイトの調子が良かった」 苦しんだ昨季を回想、復活した日本代表DFは定位置確保に闘志を燃やす

今季はレギュラーを目指す冨安 photo/Getty Images

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昨季より熾烈になるポジション争い

日本代表DF冨安健洋は2021年にアーセナルに加入。加入からポジションの確立までそこまで時間はかからなかった。

移籍初年度から指揮官のミケル・アルテタの信頼を獲得し、開幕戦の途中出場後はフル出場が続き、右SBのスタメンの座を確保している。

しかし、2年目となる昨シーズンは怪我やポジション争いに苦しむシーズンとなった。昨シーズンはリーグ戦で21試合に出場。出場試合数自体は21-22シーズンと同じだが、21-22シーズンは1682分出場したのに対し、昨シーズンは651分のみの出場。また3月のEL、スポルティングCP戦で負傷し、一足先にシーズンを終えなければならかった。そんな冨安は『football.london』にて昨シーズンを回想している。
「僕にとっては難しい時期だった。ベン・ホワイトはとても調子が良かったので、正直にいうと自信を失っていた。でも負傷離脱期間は4カ月あったので、この間いろいろなことを考えた」

「怪我から学ばなければいけないし、(エミレーツ・スタジアムでの試合でケビン・デ・ブライネの先制点に繋がった)マンチェスター・シティ戦でのミスからも学ばなければいけない。良い時もあれば悪い時もあるが、悪い時から多くのことを学ぶ必要がある。今は体調も頭もキャリアもいい感じだ。すべてポジティブだ」

今シーズンは、左右のSBやCBをこなすことのできる冨安にとって、新加入のユリエン・ティンバーを含めた熾烈なポジション争いを制する必要がある。しかし、プレミア屈指の選手層になりつつあるアーセナルのポジション争いにも冨安は前向きだ。

「トレーニングのレベルは昨シーズンよりもはるかに高い。これはチームにとっても私にとっても良いことだ。より良い選手になりたいなら、競争的な環境でより良い選手たちとプレイする必要がある。私にできる唯一のことは、ピッチ上で自分の価値を証明すること。それが私にできるすべてだ」

「僕はただピッチに立ちたいだけだ。できる限りプレイしてチームを助けたい」ともコメントしている冨安。

怪我で苦しんだ2年目の経験を武器に、今シーズンは定位置確保に向け準備万端だ。

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