ユナイテッドの「10番」はブルーノ? マウント? やはり悩ましかった攻撃的MF問題

今夏ユナイテッドに加入したメイソン・マウント photo/Getty Images

得意なポジションが被っている

マンチェスター・ユナイテッドは、プレシーズンマッチでレアル・マドリードと対戦。ジュード・ベリンガムとホセルのゴールでレアルが2-0と勝利を収めている。

この試合、注目されたのはユナイテッドの「10番」の位置に起用された選手だ。[4-2-3-1]のシステムで、初めはメイソン・マウントを中央に置き、ブルーノ・フェルナンデスをワイドに。試合の途中からエリック・テン・ハーグ監督は2人の位置を入れ替え、B・フェルナンデスがいわゆる10番の位置に入っている。

結果として、どちらもゴールやアシストを挙げることはなかったが、英『Daily Mail』は2人の競争に着目している。B・フェルナンデスのワイド起用については昨シーズンも見られた形だが、これがキャプテンの利点を引き出すことはほとんどなかった。

しかしマウントはワイドのポジションで守備にも奮闘し、オーレリアン・チュアメニに見事なリカバリータックルを決めている。

マウントの獲得が決まったあと、ユナイテッドファンはどちらを「10番」として起用するのかと疑問に思ったかもしれない。確かに両者は得意とするポジションが被っている。マウントはチェルシーやイングランド代表でもワイドで起用されることが多く、どちらかといえばこのポジションに慣れているのはマウントのほうか。同誌は「ブルーノとマウントの間の争いは激化するだろう」と綴った。

現在はまだプレシーズンの段階であり、当然さまざまなテストの意味合いも含まれていると思われる。シーズンが進むにつれて、テン・ハーグ監督がどのような起用法を見出すのか。ここは今季のユナイテッドを見るうえでひとつのポイントになるだろう。

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