昨季レオンは77回、チュクウェゼは86回のドリブル成功数 ミランが変えたい“左サイド編重攻撃”

チュクウェゼはどうミランにフィットするか photo/Getty Images

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テオ&レオに続く攻撃オプションを

今夏に積極的な動きを見せるミランは、ビジャレアルFWサミュエル・チュクウェゼの獲得もまとめた。

チュクウェゼ獲得で期待されるのは、右サイドの活性化だ。昨季のミランは左サイドに入るFWラファエル・レオンが攻撃の中心となっており、そこに超攻撃的レフトバックのテオ・エルナンデスが絡む攻撃には破壊力がある。

だが、左が強力すぎるあまり攻撃が左サイドに偏ることがあった。ナイジェリアのロッベンと評されることもあるチュクウェゼは右サイドから仕掛けることを得意としているため、これでバランスが取れれば理想的だ。昨季までレンタルで加入していたFWブラヒム・ディアスがレアル・マドリードへ戻ったこともあり、チュクウェゼのように右サイドから仕掛けられる選手は貴重だ。
昨季のレオンはセリエAで最多となる77回のドリブル成功数を記録しているが、ビジャレアルでプレイしてきたチュクウェゼも負けてはいない。昨季はリーガ3位となる86回のドリブルを成功させているのだ。チュクウェゼを上回ったのはレアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオール(112回)、マジョルカFWイ・ガンイン(90回)の2人のみ。

チュクウェゼがセリエAでも同様の仕掛けを発揮してくれれば、左のレオンと合わせて脅威となる。チェルシーから獲得したFWクリスティアン・プリシッチもドリブルには定評があり、新シーズンのミランは積極的に仕掛ける派手な攻撃に期待できそうだ。

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