チェルシーで“Newドログバ”は完成するのか N・ジャクソンこそ待ち続けたストライカーかもしれない

味方とゴールを喜ぶN・ジャクソン photo/Getty Images

プレシーズンで強烈アピール

まだプレシーズンの段階だが、チェルシーが今夏にビジャレアルから獲得したFWニコラス・ジャクソンは大当たりかもしれない。

27日に行われたニューカッスルとのサマーシリーズに先発したジャクソンは、12分に味方のスルーパスに抜け出して華麗に先制点をゲット。裏へ抜け出すタイミングやスピード、落ち着いたシュートと、すべての流れが完璧だった。

その4日前に行われたブライトンとの一戦では2列目のFWミハイロ・ムドリクのゴールをお膳立てする動きを見せるなど、プレシーズンできっちりとフィニッシュ&チャンスメイクのセンスを見せている。気は早いが、ジャクソンはチェルシーが求めていたタイプのストライカーと言っていいのではないか。

2000年代から2010年代にかけてのチェルシーではFWディディエ・ドログバが圧巻のパフォーマンスを見せていたが、ジャクソンにはそれに近いインパクトが期待できる。

昨季まではカイ・ハフェルツが偽9番として前線に入ることも多かったが、ハフェルツは純粋なセンターフォワードではない。ジャクソンのようなFWは近年のチェルシーに欠けていたもので、若手育成に定評ある新指揮官マウリシオ・ポチェッティーノの指導で化ける可能性もある。

攻撃の軸となる大型ストライカーこそチェルシーが探していたFWとも言えそうだが、ジャクソンこそが答えなのか。

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