マンC随一の “ユーティリティープレイヤー”、リコ・ルイス アカデミー出身の18歳が示す無限の可能性

マンCで活躍が期待されるリコ・ルイス photo/Getty Images

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すでに抜群の存在感を見せる

昨シーズン、新星のように現れたマンチェスター・シティのDFリコ・ルイス。プレミアリーグ開幕でベンチ入りを果たすと、第2節のボーンマス戦でプレミアデビューを飾った。

昨シーズンは公式戦通算23試合に出場し、1ゴールを記録。チャンピオンズリーグ(CL)で決めた1点は17歳346日で記録し、CL初スタメンで初ゴールを記録した選手の中で最年少記録だった。左右のサイドバックで偽SBをこなすルイスの台頭もあり、出場機会が減ったジョアン・カンセロのバイエルンへのレンタル移籍の一因にもなった。

一時期は、怪我で離脱したイングランド代表DFカイル・ウォーカーのポジションを奪う勢いのプレイを見せていた。そんなルイスの武器の1つはポリバレント性だ。同選手は左右のサイドバックだけではなく、中盤でのプレイも可能だ。さらにプレシーズンマッチのバイエルン戦ではIHで起用され、出場した前半は間違いなくルイスはチームの中心だった。
英『Manchester Evening News』でもルイスの中盤起用はマンCの新たな武器になるという。マテオ・コバチッチが加入したが、マンCの中盤はイルカイ・ギュンドアンが移籍し、ベルナルド・シウバも移籍の可能性もある。フィル・フォーデンも中盤での起用される可能性があるが、そこにルイスも加わると新たなオプションの一つとなる。

ギュンドアンやB・シウバと同じクオリティを求めることは難しいが、プレシーズンマッチのバイエルン戦で見せたルイスのプレイは圧巻であり、18歳の新たな可能性を感じさせるものであった。

8歳よりマンCのアカデミーで育ってきたルイスは着実なステップアップを果たしてきたフォーデンに続くことができるか。

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