ベルギーで“22ゴール”は本物の証か 上田綺世にとってオランダ王者は理想のステップアップ先だ

セルクル・ブルージュで結果を出した上田 photo/Getty Images

エールディヴィジ王者ならシュートチャンスにも恵まれるか

昨季ベルギーのセルクル・ブルージュで22ゴールと大ブレイクした日本代表FW上田綺世。今夏の市場でも人気プレイヤーとなっており、現在は昨季のオランダ・エールディヴィジを制したフェイエノールトとの交渉が伝えられている。

ベルギー1部リーグからのステップアップで考えると、エールディヴィジ上位クラブは理想的だろう。フェイエノールトは昨季のリーグ王者であり、新シーズンも優勝争いに絡める可能性が高い。また、欧州カップ戦出場権も魅力的だ。

このままフェイエノールトへ移籍した場合、上田のライバルとなるのは昨季チームトップ15ゴールを挙げた21歳のメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスだ。[4-3-3]を選択する機会の多いフェイエノールトにおいて、ヒメネスはセンターフォワードの1番手だ。

チームにはヒメネスに次ぐ10ゴールを決めたFWダニーロもいたが、同選手は今夏にスコットランドのレンジャーズへと移籍している。前線に厚みを加える意味でも、上田はフェイエノールトにとっても理想的なターゲットとなる。

昨季のフェイエノールトはリーグでトップとなる計680本のシュートを打っており、移籍した場合は上田も味方のチャンスメイクから多くのシュートチャンスに恵まれるはずだ。これも理想のステップアップとなる理由だ。

昨季ベルギー1部でのアピールは十分すぎるものだったが、上田にとって理想に近いフェイエノールトへのステップアップは叶うのか。

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