男子でアルゼンチン撃破の半年後に女子でブラジル撃破 1年に2度もW杯を戦うルナールのお仕事

歓喜のあまり選手の額にキスをするルナール photo/Getty Images

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W杯だらけの1年間

女子のFIFAランキングで5位につけるフランス代表は、今回のFIFA女子ワールドカップ2023でも上位進出が期待される強豪国だ。

しかし、グループステージ初戦では格下のジャマイカ代表相手にスコアレスドローで終わってしまった。少しばかり苦いスタートとなったわけだが、フランスはグループ第2節で意地を見せた。

第2節の相手は強豪ブラジルだったが、フランスは2-1と撃破。グループ最大の相手であるブラジルから勝ち点3をもぎ取ったのだ。
注目を集めたのは、フランスを指揮するエルヴェ・ルナールだ。ルナールといえば、昨年の男子ワールドカップ・カタール大会ではサウジアラビア代表を指揮していた人物だ。

サウジアラビアはグループステージ初戦でアルゼンチン代表を2-1で撃破するビッグサプライズを起こしており、タッチワイン際にいたワイシャツ姿のダンディーなルナールを覚えている人も多いだろう。

そんなルナールは今年より女子フランス代表の指揮官に就任しており、今大会ではブラジルを撃破。『ESPN』は1年の間に南米2強のアルゼンチン、ブラジルから白星をもぎ取った男としてルナールにスポットを当てている。

男子と女子ではスタイルも異なるが、確かにワールドカップでアルゼンチン&ブラジルから勝ち点3を奪った手腕は見事だ。

これだけ短い期間に2度もワールドカップを戦う指揮官も珍しいが、このままフランスを上位へと導けるか。

※サウジアラビアの成績に誤りがありました。お詫びし、訂正いたします。

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