インテルが鎌田よりも欲しい“セルビアのエジル” インテルの中盤に必要なレフティーの若き司令塔

ウディネーゼで結果を残すサマルジッチ photo/Getty Images

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チームに必要な特長を備えている

今夏にフランクフルトとの契約が満了となった日本代表MF鎌田大地はどこへ向かうのか。

ここ数日話題となったのは、セリエAの名門インテルとの接触だ。今夏にMFマルセロ・ブロゾビッチを手放しているインテルは中盤の強化へ動くと見られており、そこで鎌田の名前が浮上したわけだ。

ただ、インテルには優先して狙いたいターゲットがいるようだ。同じイタリアのウディネーゼでプレイする21歳のセルビア代表MFラザル・サマルジッチだ。
『セルビアのエジル』などと呼ばれることもある若きゲームメイカーは、ウディネーゼでも主力としてプレイしてきた。経験値なら鎌田も負けていないが、伊『Gazzetta dello Sport』はインテルがサマルジッチを欲することには狙いがあると取り上げている。

1つは単純に年齢だ。まだ21歳と若く、伸び代も十分。長くクラブを支える存在となる可能性がある。

次に重要視されるのが利き足だ。インテルの中盤にはハカン・チャルハノール、ニコロ・バレッラ、ヘンリク・ムヒタリアンら実力者が揃っているが、この3人は全員右利きだ。それは今夏サッスオーロから加わったダビデ・フラッテシも同じだ。

一方のサマルジッチはエジルとも比較される器用なレフティーであり、インテルの中盤には左利きのゲームメイカーが必要だ。

同メディアは「スナイデル以降夢中になれる本格的な司令塔がいなかったかもしれないが、ファンもサマルジッチを好きになるかもしれない」とインテル入りをプッシュする。

また、サマルジッチは184cmとまずまずサイズもある。バレッラやムヒタリアンは小柄なMFで、サマルジッチはウディネーゼで空中戦やデュエルも磨いてきた。これらの要素から、サマルジッチこそインテルにピッタリのセントラルMFと考えられているようだ。

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