冨安にとってインテルは悪い環境ではない? シュクリニアル抜けたインテルの方が出番を狙いやすいのか

アーセナルでの序列が気になる冨安 photo/Getty Images

アーセナルのレギュラー争いはかなり厳しい

今夏にはアヤックスからオランダ代表の主力DFユリエン・ティンバーが加入し、最終ラインのレギュラー争いが白熱しているアーセナル。その影響もあってか、最近は日本代表DF冨安健洋の周囲が騒がしい。

冨安に関心を示しているのは、セリエAの名門インテルだ。

インテルは今夏にDFミラン・シュクリニアルが退団している。チームにはフランチェスコ・アチェルビ、マッテオ・ダルミアン、アレッサンドロ・バストーニ、ステファン・デ・フライ、今夏に加入したドイツ期待の若手大型DFヤン・ビセックら実力者が揃うものの、シュクリニアルの穴埋め候補として冨安の選択肢も面白い。

伊『Calciomercato』も冨安の実力を高く評価しており、何よりボローニャ時代にセリエAの環境を経験しているのが大きいと主張する。ボローニャでもセンターバックから両サイドバックまで複数ポジションをこなしており、そのユーティリティ性は大きな魅力だ。

インテルの指揮官シモーネ・インザーギが採用する3バックにもフィットするはずで、状況次第ではアーセナルよりインテルの方が出番を得やすいかもしれない。

アーセナルでの冨安は右サイドバックに入る機会が多いが、今夏に加入したティンバーも右サイドバックで起用される可能性が高い。右には昨季もライバルだったベン・ホワイトもおり、ポジション争いはかなり激しい。冨安の場合は左サイドにも回れるが、ここもオレクサンドル・ジンチェンコとキーラン・ティアニーがいる。どのポジションでも出番を得るのは簡単ではないのだ。

冨安の場合は怪我が頻発しているのも気になるポイントで、昨季はコンディションが不安定だったこともアピール不足に繋がった。万全のコンディションならばホワイトにも負けないはずだが、結果的に昨季アピールに成功したのはフル稼働したホワイトの方だ。

アーセナルも冨安の実力とユーティリティ性は評価しているはずだが、冨安にとってベストな場所はどこか。

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