男子は日本代表に敗れ、女子もコロンビアに敗れてGS敗退…… ドイツサッカー界が味わった悪夢の1年

FIFAランク2位のドイツ女子がGSで去る photo/Getty Images

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翌年には自国でEURO2024が控えているが……

この1年はドイツサッカー界にとって非常に苦いものとなった。

まずは昨年のFIFA男子ワールドカップ・カタール大会だ。スペイン代表とともにグループ突破の有力候補とされながら、初戦で日本代表に1-2の逆転負け。この敗北が最後まで響き、ドイツはグループステージ敗退に終わってしまった。

世代別代表はまた別かもしれないが、ドイツは今夏のU-21欧州選手権でもグループステージ最下位の屈辱を味わっている。この大会ではイングランド、イスラエル、チェコと同組になり、1分2敗で敗退。A代表の強化へ若手世代の底上げは重要なだけに、世代別は関係ないと無視するわけにもいかないだろう。
そして現在行われているFIFA女子ワールドカップ2023だ。ドイツ女子代表はFIFAランキング2位の強豪だが、コロンビア、モロッコ、韓国と同居したグループHで3位に終わって敗退。

初戦のモロッコ戦こそ6-0の圧勝と力を見せつけたが、第2戦ではコロンビアに敗北。最終戦の韓国戦では1-1のドローに。他会場のモロッコVSコロンビアの結果に賭けたが、最終的にはグループ3位で敗退となった。

開幕前の親善試合で格下のザンビアに敗れるなど怪しいところもあったが、グループ敗退はさすがに予想していなかっただろう。グループHの相手はFIFAランクで見ても韓国が最高位の17位となっており、優勝候補に挙げられるチームはない。このグループを勝ち抜けなかったのはショックが大きいか。

翌年には男子が開催国としてEURO2024を控えており、ここで挽回する以外にない。その男子も親善試合で結果が出ない日々が続いており、監督ハンジ・フリックへの風当たりは強くなっているが果たして。

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