ギュンドアン不在の穴はやはり大きいか デ・ブライネ不在時の攻撃力がマンCの課題?

マンCの司令塔デ・ブライネ photo/Getty Images

司令塔不在時は攻撃時の迫力がない

3冠王者のマンチェスター・シティはコミュニティ・シールドにてアーセナルと対戦し、PK戦の末に敗退。昨年に続き、敗戦からのシーズンスタートという形になった。

まだシーズンもスタート直前のため、選手のコンディションは万全ではなかったが、この試合の前半のマンCの攻撃力に昨年ほどのインパクトは感じられなかった。

前半はMFロドリとMFマテオ・コバチッチが2ボランチのような形を取り、FWフリアン・アルバレスがトップ下やFWアーリング・ハーランドと2TOPのような形に変化する。右にMFベルナルド・シウバ、左にMFジャック・グリーリッシュを配置。ボールは保持することができていたものの、チャンスというチャンスはほとんど作れずにいた。

そんなマンCの攻撃に迫力が出たのは、司令塔のMFケビン・デ・ブライネが出場した64分からだった。同じく後半に出場したMFフィル・フォーデンやMFコール・パルマーと共に攻撃のリズムを作り、チャンスを演出。ゴールにつながったプレイや、惜しくもアーセナルGKアーロン・ラムズデールに防がれたチャンスシーンもデ・ブライネが投入された後だった。

昨シーズンまで、デ・ブライネ不在時に攻撃陣を牽引していたイルカイ・ギュンドアンの不在の大きさを感じさせる試合でもあった。後半から出場した司令塔は怪我から復帰したばかりで、コンディションは万全とはほど遠い状況であったが、英『Manchester Evening News』ではフォーデンと共に最高得点を記録している。

デ・ブライネは32歳であり、怪我の可能性も考えるとシーズン通してフルでプレイできない可能性もある。そのためギュンドアンのように攻撃を牽引できるプレイヤーがもう1人必要だ。

新加入のコバチッチや中盤での起用が増えることが考えられるフォーデンには、この役割が期待されるだろう。

昨シーズンにストーンズやグリーリッシュが飛躍したように、今シーズンもマンCから新たな躍進を遂げる選手が台頭してくるのか注目だ。

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