キム・ミンジェ加わったバイエルンの守備は世界最高クラス? デ・リフト、ウパメカノら広がる選択肢

バイエルンの守備陣は新シーズンの注目ポイント photo/Getty Images

選手層はなかなか厚い

現世界最高の最終ラインを抱えるクラブはどこか。ヨシュコ・グヴァルディオルまで加えた3冠王者マンチェスター・シティを挙げる声が多いかもしれない。

ただ、顔ぶれではバイエルンも注目に値する。

リュカ・エルナンデスはクラブを去ったが、今夏にはナポリから韓国代表DFキム・ミンジェを補強した。昨季ナポリのスクデットに貢献したミンジェは、現世界最高クラスのセンターバックとまで絶賛される選手だ。

相棒にはマタイス・デ・リフト、ダヨ・ウパメカノが挙げられる。ミンジェとともに3バック、4バックの両方に対応可能だろう。

サイドバックには右にバンジャマン・パヴァール、ノゼア・マズラウィ、左に高速のアルフォンソ・デイビス、ドルトムントからラファエル・ゲレイロも加わった。層の厚さはなかなかのものだ。

独『Sport1』によると、デ・リフトも現段階で世界最高との議論は早すぎると慎重だが、各ポジションにクオリティの高い選手が揃っていることには自信があるようだ。

「最強かどうかについて話すのは時期尚早だと思う。僕たちはまだミンジェと十分にプレイできていないから、ピッチ上で互いをよく知らないとね。必要なのは言葉ではなく行動だ。ネームバリューで見れば、僕たちのチームは非常に強力だ。どのポジションの選手もクオリティが高い。でもサッカーは組織力が重要なんだ。一人では何もできないし、上手くいくわけはないからね」

ミンジェは地上戦、空中戦の両方に対応可能で、スピードもある。足下の技術も安定しており、現代らしい弱点の少ないセンターバックだ。バイエルンにとって大きな補強であることは確で、守備陣の顔ぶれは世界トップレベルと言っていいだろう。

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