デ・ブライネの“黄金の右足”はもう限界なのか シティはいつまでも頼っていられない

わずか23分でピッチを後にしたデ・ブライネ photo/Getty Images

補強も必要となるか

プレミアリーグ開幕節で、バーンリーを3-0と破ったマンチェスター・シティ。アーリング・ハーランドの2ゴールなど今季も大暴れを予感させるが、気がかりなのは前半に負傷退場したMFケビン・デ・ブライネだ。

負傷したのは右足のハムストリングで、これは前回の負傷と同じ箇所だ。ペップ・グアルディオラ監督は試合後「残念だが、またケガをしてしまった。チャンピオンズリーグのときと同じ場所だ。しばらくはプレイできないだろう」とコメント。開幕節でまさかの離脱となってしまった。

『BT SPORT』によれば、デ・ブライネは「ハムストリングに多くの問題を抱えていて、切れてしまったんだ」と明かしている。

世界最高のMFと言われるデ・ブライネ。しかしケガによる離脱が常につきまとっているプレイヤーでもある。20-21シーズンには1月にハムストリングの負傷で26日間の離脱をしているほか、筋肉系のケガも重なり、シーズン中に合計5回の戦線離脱をしている。

恐ろしいほどの精度のキックと、ピッチを上から見ているのではないかと思わせる視野の広さは唯一無二であり、シティには絶対に欠かせない選手なのだが、もう自慢の右足は限界が来ているのかもしれない。32歳とベテランの域に入っており、若い頃より回復力も衰えているはずだ。シーズンを通して計算できないのであれば、デ・ブライネ抜きの状態を常に考えておかなければならない。

代役はMFフィル・フォーデンか、マテオ・コバチッチか。また、噂されるブラジル代表MFルーカス・パケタの獲得も、こうなった以上は重要事項となってきそうだ。デ・ブライネが不世出のMFであることに疑いはないが、シティはいつまでも彼に頼っていられなくなってきた。

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