ホイルンド失ってもアタランタの攻撃陣は面白い スカマッカ、ビラル・トゥレと揃う大型ストライカー

アタランタはガスペリーニの下で攻撃的なサッカーを継続してきた photo/Getty Images

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今季も攻撃陣は興味深い

セリエAのアタランタは指揮官ジャン・ピエロ・ガスペリーニの下で魅惑の攻撃サッカーを継続しており、その指導で才能を開花させたアタッカーは多い。

アタランタで育った選手はビッグクラブのターゲットとなり、今夏はFWラスムス・ホイルンドがマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれている。まだ本格的に覚醒する前の段階とはいえ、有望株だった20歳のホイルンドを失ったのはアタランタにとって痛手だろう。

ただ、アタランタはすでに前線補強へ着実に動いている。ウェストハムからはイタリア代表の大型FWジャンルカ・スカマッカ、スペインのアルメリアからはマリ代表FWエル・ビラル・トゥレを獲得している。ホイルンドを7500万ユーロで売却したことを考えれば、ビラル・トゥレを2800万ユーロ、スカマッカを2500万ユーロで引き抜けたのは理想的か。
スカマッカはウェストハムでこそ結果を出せなかったが、サッスオーロ時代にセリエAを経験しているのが大きい。ホイルンドに代わる195cmの大型ストライカーであり、即戦力として期待できる。

ビラル・トゥレはまだ21歳と若い選手ではあるが、昨季リーガ・エスパニョーラでは7ゴールを奪っている。こちらも185cmとサイズがあり、ガスペリーニ流にフィットすれば面白い。

まだ成立するかは分からないが、ミランで苦戦中のベルギー代表FWチャールズ・デ・ケテラエルの獲得にも動いている最中だ。伊『Gazzetta dello Sport』もこれらの動きを評価しており、昨季以上に楽しみな攻撃陣が完成する可能性もある。

ローマがアタランタのFWドゥバン・サパタ獲得へ動いているとの情報もあるが、スカマッカとビラル・トゥレで形は見えてくる。新シーズンも攻撃的なアタランタは見逃せないチームとなりそうだ。

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