昨季“63失点”と崩壊の守備をどう立て直す スパーズに加わったオランダ大型DFへの期待

世代別オランダ代表でプレイしてきたファン・デ・フェン photo/Getty Images

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未来のオランダ代表候補を獲得

今季よりアンジェ・ポステコグルーが指揮官に就任したトッテナムは、まず守備の課題をクリアしなければならない。

昨季8位と大苦戦したトッテナムは、失点が63点もあった。さすがにこの失点数でトップ4に入るのは無理がある。ポステコグルーは攻撃的なアプローチを取る指揮官ではあるが、まずは守備を安定させることが先決だ。

期待したいのは、今夏にヴォルフスブルクから獲得した22歳のオランダ人DFミッキー・ファン・デ・フェンだ。
ファン・デ・フェンは当初よりトッテナムの補強ターゲットに挙がっており、ブンデスリーガでの戦いで着実に評価を高めてきた193cmの大型センターバックだ。

英『GIVE ME SPORT』はファン・デ・フェンのことをサイズに加えてスピードもあるセンターバックと称賛しており、トッテナムのディフェンスリーダーになれるか注目される。

昨季はブンデスリーガでも全体5位となる24回のシュートブロック数、クリア数も5位となる102回を記録している。22歳と若い選手ではあるが、ブンデスリーガでの実績は十分だ。

U-21オランダ代表での経験もあり、将来のA代表候補だ。近年のオランダはフィルジル・ファン・ダイクやユリエン・ティンバー、スフェン・ボットマン、マタイス・デ・リフトらハイレベルなDFを次々と輩出しているが、193cmのサイズを誇るファン・デ・フェンもそれに続くだけのポテンシャルがある。

トッテナムは今夏に大エースのハリー・ケインを失うことになり、上位進出には守備が何よりも重要だ。失点数を昨季の63から半分にまで減らしたいところだが、ファン・デ・フェンはキーマンとなるか。

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