アタランタなら“Newイリチッチ”になれる ミランで32戦0ゴールの悪夢味わったデ・ケテラエルの可能性

昨季はミランで苦しんだデ・ケテラエル photo/Getty Images

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実現するなら悪い話ではないか

昨季セリエAで32試合に出場して0ゴール1アシスト。ベルギーの若き逸材FWチャールズ・デ・ケテラエルはミランでかなり苦い時間を過ごすことになった。

現時点でミランの構想に入るのは厳しく、今夏は同じセリエAのアタランタへレンタル移籍する案が浮上している。

昨季ミランの一員として結果を出せなかったデ・ケテラエルがアタランタで機能するかは未知数すぎるが、伊『Gazzetta dello Sport』は悪くないアイディアと評価する。
今夏のアタランタはFWラスムス・ホイルンドをマンチェスター・ユナイテッドで売却し、その穴埋め要因として大型FWジャンルカ・スカマッカとエル・ビラル・トゥレを獲得している。ひとまずセンターフォワードに戦力は加えられたが、同メディアは足りないエリアがあると指摘する。

それはヨシップ・イリチッチ、アレハンドロ・ゴメスと同じ役割をこなす選手だ。スロベニア代表でも長くプレイしてきたイリチッチ、アルゼンチン代表のゴメスは、ともにトップ下を中心に攻撃へアイディアを加えていくチャンスメイカーだった。両者の存在はアタランタにとって貴重だったが、すでに2人とも退団している。

同メディアはデ・ケテラエルが同じ役割をこなせるのではないかと期待をかけており、指揮官ジャン・ピエロ・ガスペリーニの下で才能が開花する可能性があると見る。同じレフティーということを考えれば、近いのはイリチッチの方だろうか。

「ガスペリーニはデ・ケテラエルを攻撃的ミッドフィールダーであると同時にアタッカーとしても考えている。実際、イリチッチに少し似ている。デ・ケテラエルはアタランタに欠けていたクオリティプラスするだけの能力を備えている」

スカマッカ、ビラル・トゥレら大型FWを活かすにも、イリチッチやゴメスのような創造性が必要との意見だ。その役割がデ・ケテラエルにフィットするとの考えで、デ・ケテラエルにとってはチャンスになるかもしれない。

※一部表記に誤りがありました。訂正し、お詫びいたします。

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