男子サッカーは女子に比べて“倒れすぎ&痛がりすぎ”? 「男子の中には足を切断するのかと心配するほど叫び声を上げて……」

女子ワールドカップでもダイブなどは少ない photo/Getty Images

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ファウルを誘うダイブも少ないか

FIFA女子ワールドカップ2023も残すは3位決定戦と決勝のみとなったが、男子サッカーとの違いを挙げるならどこだろうか。もちろんパワーやスピードといったプレイの違いもあるが、『Washington Post』が注目したのはファウルへの対応だ。

男子サッカーが多いというわけではないが、今回の女子ワールドカップでは選手がファウルを誘おうとダイブをしたり、ピッチ上を転がって過度に痛がったりといった光景を見る機会が少ない。

準決勝で惜しくもスペイン女子代表に敗れたスウェーデン女子代表のMFハンナ・ベニソンはこのことについて、「わからない。もしかしたら、私たちの方がタフかも」とジョーク交じりに語っている。
男子サッカーでは大怪我なのかと心配するほどピッチを転げ回る選手もいるが、同メディアは審判へのアピールが激しすぎる側面もあると男子サッカーの改善点を指摘する。

「男子選手の中には足を切断しなければならないのではと心配するほど叫び声を上げて転倒する者がいる。しかし、それは主審の笛を引き出すための狡猾な方法に過ぎない」

同じくスウェーデン女子代表のアシスタントコーチを務めるマグヌス・ウィクマンは、「女子はサッカーをしたいという愛情のために常にプレーしてきた。男子もそうだったが、現在は多額のお金も絡んでおり、大金を手に入れるべく勝たなければならない。その点、女子サッカーはただプレーしたいだけなのかもしれない。彼女たちはサッカーをしたいのだ」と語っており、純粋にサッカーで戦いたいとの思いが強いのかもしれない。

男子の方は欧州のリーグ戦がスタートしているが、イングランド・プレミアリーグでも開幕から主審にイエローカードを要求するジェスチャーをする選手が数名おり、逆に警告をもらうケースが何度かあった。相手のカードトラブルを誘発しようとの行動は、男子選手が勝利のみを追求しているからなのかもしれない。

同メディアはネイマールも見習う点があると指摘しているが、ダイブや痛がったりといった時間が少ない方が試合がスムーズに進むのは間違いない。

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