メッシもネイマールも去ってPSGは弱体化不可避? ここ10年では“最弱クラス”と厳しい評価も

PSGは開幕節でロリアンと引き分けている photo/Getty Images

チームは過渡期を迎えている

FWリオネル・メッシ、ネイマールがチームを去り、パリ・サンジェルマンは1つの過渡期を迎えている。

ここまでスポルティングCPからMFマヌエル・ウガルテ、バルセロナからFWウスマン・デンベレ、バイエルンからDFリュカ・エルナンデス、ベンフィカからFWゴンサロ・ラモス、マジョルカからFWイ・ガンイン、インテルを退団したDFミラン・シュクリニアル、レアル・マドリードを退団したFWマルコ・アセンシオなど実力者を数枚加えているものの、彼ら新戦力がどこまで機能するか未知数なところも多い。

怪我の不安が付き纏うデンベレ、レアルで思うように数字が伸びなかったアセンシオ、韓国の至宝イ・ガンインがトップクラブで通用するかも分からない。

現状は戦力アップとなっているか分かりづらいところがあり、英『The Guardian』は我慢のシーズンになるかもしれないと分析する。

「PSGは2011年以降のどのチームよりも脆弱に見える。このままでは、今季国内のライバルにも苦戦する可能性があり、開幕節でのロリアンとの引き分けは、チームの移行がいかに難しいかを浮き彫りにした。ムバッペの復帰は助けになるだろうが、創造性は不足するかもしれない。PSGの中盤には攻撃的な8番や真の10番タイプが不足しており、マルコ・アセンシオ、イ・ガンイン、デンベレも得点を多く決めるタイプではない。ラモスは才能ある選手だが、リーグ・アンの守備の質やフィジカルの強さに直面することになる」

昨季はリーグを制しているが、2位RCランスとの勝ち点差は僅かに1点だった。まだ戦力的には国内でもNo.1の立場にはあるが、昨季以上に国内で苦戦することになるかもしれない。PSG一強が崩れる可能性もあり、今季のリーグ・アンは荒れそうだ。

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