ソン・フンミンは年齢による衰えがないことの証明を ケイン退団で問われる“エース力”

トッテナムのリーダーとなるソン・フンミン photo/Getty Images

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ポステコグルーのスタイルにフィットするかも注目

トッテナムが最も恐れていたであろうFWハリー・ケインの退団が今夏に起きてしまった。すでにプレミアリーグのシーズンはスタートしているが、誰がケインの穴を埋めていくのだろうか。

やはり得点部分で最も期待されるのは韓国代表FWソン・フンミンだろう。昨季はリーグ戦で10ゴールと数字を落としたが、2021-22シーズンには23ゴールを奪って得点王のタイトルを獲得している選手だ。

英『Evening Standard』もソン・フンミンがどこまで数字を上げられるか注目している。ケインの穴埋めもそうだが、昨季数字を落としたソン・フンミンに関しては31歳を迎えた年齢的な衰えもあるのではとの指摘があった。ソン・フンミン本人によれば昨季は慢性的な腰痛に悩まされていたようで、今夏には手術も受けている。そこから完全復活となるのかも注目ポイントに挙げられる。
また、今季から指揮官がアンジェ・ポステコグルーに交代している。横浜F・マリノスやセルティックを指揮してきたポステコグルーは自分達からボールを動かすフットボールを好むタイプで、リアクション型のスタイルとは異なる。そのスタイルにソン・フンミンが適応できるのかも、同メディアは注目している。

「昨季が持続的な低迷の始まりではなく、一時的なものであったことを証明できるかどうかは彼次第だ。チームのキャプテンを務めながら、ケインの抜けた穴を埋め、ポステコグルーの試合に適応しなければならない」

「ソンはこれまでのスパーズにてカウンター攻撃をベースとするスタイルで成功を収めてきたが、ポステコグルーのポゼッションベースのチームでは全く異なる課題に直面することになる」

今季の開幕戦ではブレントフォードと対戦して2-2で引き分けているが、75分まで出場したソン・フンミンに対して同メディアは新指揮官のスタイルに苦戦しているように見えたと振り返っている。

今季数字が上がらなかった場合は厳しい意見も出てきそうだが、ソン・フンミンはケインに代わるリーダーとしてチームを上位へ導けるか。

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