開幕前の不安はどこへ カイセド&E・フェルナンデスはプレミア最強コンビか チェルシーはプレミア屈指の中盤形成へ

チェルシーの司令塔エンソ・フェルナンデス photo/Getty Images

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注目が集まる新生チェルシー

マウリシオ・ポチェッティーノ新監督を迎え、リーグ制覇とチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を狙いたい今シーズンのチェルシー。

開幕戦のリヴァプール戦では、1-1の引き分けに終わってしまったものの、チェルシーの試合内容は決して悪いものではなかった。

今夏の移籍市場では新戦力の獲得と同時に抱えすぎていた人員整理も行わなければならず、多くの選手が退団した。特にエンゴロ・カンテやマテオ・コバチッチ、ルベン・ロフタス・チーク、メイソン・マウントなどが抜けた中盤の補強が不安視されていた。
しかし、最終的にモイセス・カイセドとロメオ・ラヴィアを獲得し、不安視されていた中盤はプレミア屈指の中盤となった。『Who Scored.com』でも特にエンソ・フェルナンデスとカイセドの中盤はプレミアでも最高のコンビになり得ると伝えている。

開幕戦でのE・フェルナンデスのパフォーマンスは傑出しており、120回のタッチ、90.4%の成功率で101回のパス、2回のドリブル、1回のタックル、6回のブロック、そしてゴールチャンスさえも演出している。中盤の底でビルドアップに参加するだけではなく、アタッキングサードでのプレイも多く、アルゼンチン代表でも見せたボックストゥボックスの動きを彷彿させた。

そんなE・フェルナンデスの相棒として活躍が期待されるカイセドは、昨シーズンのタックル数は100回、インターセプト数は56回を記録しており、それぞれプレミアで2番目に多い回数を誇る。また、1試合平均60本弱のパスも記録しており、ビルドアップにも問題なく参加することも可能だ。

E・フェルナンデスとカイセドのコンビは、それぞれが多くの役割を担うことができ、互いにカバーすることができる。また22歳(E・フェルナンデス)と21歳(カイセド)のコンビは今後10年に渡ってプレミアに君臨することができる、とも同メディアは取り上げている。

さらに、ロメオ・ラヴィア(19)も獲得したチェルシー。開幕戦で好パフォーマンスを見せたコナー・ギャラガー(23)やカーニー・チュクエメカ(19)などこれからの成長が楽しみな選手が多くいる。

シーズン開幕前は不安視されていたチェルシーの中盤だが、新加入の選手を迎え、プレミア屈指の中盤になったと言える。

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