PSGでのネイマールの“6年間”は失敗だったのか 173戦118ゴール77アシストでもモヤモヤ残るパリ生活

今夏にPSGを離れたネイマール photo/Getty Images

悲願のCL制覇は果たせず

今夏にパリ・サンジェルマンを離れ、サウジアラビアのアル・ヒラルと契約を結んだFWネイマール。

2017年から6年にわたってPSGでプレイしたわけだが、ネイマールのパリ生活は成功だったのだろうか。

単純に数字だけを見れば、ネイマールはPSGで通算173戦118ゴール77アシストと見事な数字を残している。これに文句はつけられないが、ネイマールの場合はピッチ外での騒ぎや怪我の問題など、他にネガティヴな話題もあった。

『90min』はネイマールの6年間が成功だったかは判断が難しいと振り返っており、最終的な結論には『失敗』と厳しい評価を下している。

「ネイマールほど意見が分かれる選手もいない。妹の誕生日前後の不可解な怪我に関する論争、ピッチ上でのスポーツマンらしくない行為、選手やサポーターとの頻繁な口論など、ネイマールは常に注目の的だった。ピッチ上でにおいては、誰もネイマールの能力を疑わない。ネイマールはPSGで118ゴールと77アシストを記録したが、これはリーグ・アンの下位チームとの戦いが多いことを考慮したとしても、本当に驚くべき数字である」

「しかし、ネイマールはPSGに加入してから負傷で約741日欠場しており、これは2年強にあたる。メディカルルームで過ごした時間の一部は多少物議を醸しているし、ネイマールは都合よく妹の誕生日と重なる3月上旬頃に負傷や出場停止に陥った。この時期になるとほぼ毎シーズン、ネイマールはPSGで行方不明になっており、これは彼のプロ意識の欠如とも言える」

「全体としては、ネイマールのPSGでの時間は失敗だったと考えるべきだろう。ピッチ上ではそのクオリティを頻繁に示してきたが、重要な瞬間に姿を消すことも多く、メッシやロナウドと競えるような献身的姿勢を示したことはなかった。また、ネイマールはPSGをチャンピオンズリーグの栄光に導くことができなかった」

PSGが欧州制覇を最大の目標としていたこと、それに向けてネイマール獲得へ2億2200万ユーロの移籍金を費やしたことなどを考えると、確かに大成功とは言えないか。特にCL決勝トーナメントが始まる冬場の怪我はネガティヴで、大事な時に不在ということも多かった。

結果的にパリの王様として欧州制覇&バロンドールという最大の夢は叶わず、少しばかり不満も残る6年間だったか。

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