「大金」よりも「ハート」 ディ・マリアがサウジよりも古巣復帰を選んだ理由

ベンフィカへ加入したディ・マリア photo/Getty Images

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ベンフィカに来たかった

ベンフィカに所属するアルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリアが、今夏の移籍を振り返った。

現在35歳のディ・マリアは、これまでレアル・マドリードやマンチェスター・ユナイテッド、パリ・サンジェルマンといった数々のビッグクラブでプレイ。そして、昨季はユヴェントスへ加入し、自身初のイタリア挑戦を行う中で、公式戦40試合に出場して8ゴール7アシストを挙げる活躍を見せていた。

こういった活躍もあり、ユヴェントスとの契約延長も噂されたが、昨季をもって契約は満了を迎え、フリーに。多くのクラブがディ・マリアに対して興味を示し、その中には今夏の移籍市場で猛威を奮っているサウジアラビアへの移籍話もあった。しかし、ディ・マリアが最終的に新天地に選んだのは、2007年から2010年まで過ごした古巣のベンフィカだ。
9日に行われたスーパーカップ、14日に行われた開幕戦で早速ゴールも決めているディ・マリア。古巣復帰の決め手は何だったのか。母国メディア『D SPORTS』で次のように明かしていた。

「ベンフィカや多くの人々に感謝している。選手が加入したとき、これほど歓迎するのは普通のことではない。これほど歓迎してもらえるのは非常に素晴らしいことだよ」

「サウジアラビアからも電話があったよ。たくさん電話を受けたんだ。提示された金額は信じられないようなものだったけど、私はハートで選んだ。ベンフィカに来たかったんだよ」

サウジアラビアへの移籍に関して、断ることが難しいほどの高額なオファーが届くと言われているが、ディ・マリアも相当な金額を提示されていたようだ。ただ、彼は「大金」よりも「ハート」で新天地を選んだ。こういったところが、彼がベンフィカファンから愛されている理由の一つだろう。ディ・マリアは今季、ベンフィカにひとつでも多くのタイトルをもたらせられるのか。

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