ハフェルツより良かった? キレキレのファビオ・ビエイラにかかる期待

アクロバティックなバイシクルも見せた photo/Getty Images

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途中出場で1アシスト

アーセナルはプレミアリーグ第3節でフラムと対戦。2-2のドローに終わった。前半にパスミスから失点、後半は盛り返しPKを含む2得点で逆転した。83分にカルヴァン・バッシーの退場により数的優位も手にいれたが、87分にコーナーキックからジョアン・パリーニャに得点を許し、痛いドローとなっている。

この試合、ミケル・アルテタは後半途中からシステムを変更。DFオレクサンドル・ジンチェンコとMFファビオ・ビエイラを投入し、今季試しているトーマス・パルティを偽サイドバックとして使う“右上げ”の形から、昨季おなじみのジンチェンコを偽SBとして使う“左上げ”の形に変化し、チームの攻撃は一気にスムーズになった。

ジンチェンコもそうだが、カイ・ハフェルツの位置に代わって入ったビエイラの働きも鮮烈だった。72分には左からのクロスでエディ・エンケティアの逆転ゴールをアシスト。試合終了間際には、ゴール右からアクロバティックなバイシクルシュートを放ち、フラムのゴールを脅かした。
新加入のハフェルツは未だ、周囲との連携を構築中という印象がある。ガブリエウ・マルティネッリとのパス交換が合わないシーンなども散見された。しかしビエイラはスムーズな連携を見せており、得点シーンでもマルティネッリのサポートに入る形が見事だった。『Whoscored.com』のデータによれば、ビエイラはパス成功率100%を記録している。

もちろんシステム的なやりやすさもあったが、勝点2を失ったといっていい試合のなかで、ビエイラの活躍はポジティブだったと言えるはずだ。よりポジション争いが熾烈になる今季、ビエイラにも十分にチャンスがありそうだ。

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