「チームのどこかに次の1億ポンドの選手がいると伝えてある」 若き野心集団バーンリー束ねるコンパニの挑戦

コンパニの指示を聞く選手たち photo/Getty Images

37歳の青年指揮官コンパニはどこまで戦えるか

今季2部からプレミアリーグに昇格してきたバーンリーは、若い選手を中心に構成されている。チームを指揮する元ベルギー代表選手だったヴァンサン・コンパニも37歳と非常に若い青年指揮官であり、フレッシュなバーンリーがどこまで戦えるかも楽しみなポイントの1つだ。

開幕節では王者マンチェスター・シティに0-3で敗れたが、バーンリーの戦い方は非常にアグレッシブだった。シティ相手に引いて守るのではなく、積極的に前からプレスをかける自分たちの戦い方を貫いていた。

若い選手が多いこともアグレッシブになれる理由の1つなのかもしれない。シティ戦ではGKにU-21欧州選手権優勝メンバーのU-21イングランド代表ジェイムズ・トラフォード(20)が入り、他にもFWライル・フォースター(22)、DFアミーン・アル・ダヒル(21)、ルイス・バイヤー(23)、FWゼキ・アムドゥニ(22)、ルカ・コレオショ(18)ら若い選手を先発に抜擢しており、起用したメンバーの平均年齢は23.9歳となっている(Transfermarktより)。

英『Lancashire Telegraph』によると、チームを指揮するコンパニもチームの若手について「私は選手たちに、チームのどこかに次の1億ポンドの選手がいると確信していると伝えてある。それが誰になるかは分からないが、この中から飛躍を遂げる選手がその1人となるかもしれない」と成長に期待をかけている。

U-21欧州選手権で無失点優勝に貢献した守護神のトラフォード、18歳ながらカナダ代表選出経験がある18歳のFWコレオショなどは、今後が楽しみな選手だ。第一目標はプレミア残留となるが、バーンリーが守りに入る気配はない。攻撃的にプレミア残留を手にしようと考えているはずで、コンパニ率いる若手軍団がどこまで喰らいつけるか楽しみだ。

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