マンCは本当に“プレミア優勝候補筆頭”か 今夏の補強に「強化されているとは言えない」との声も

昨季は3冠を達成しているマンC photo/Getty Images

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ギュンドアンらの退団とデ・ブライネ離脱はどう響く

今季のプレミアリーグも開幕前から王者マンチェスター・シティの優勝を推す声が目立つ。昨季3冠を達成したシティの完成度はずば抜けており、シティが1番人気となるのは納得だ。

しかし、不安材料がゼロというわけではない。その1つの理由が今夏の補強で、明確に戦力がアップしているかは分かりづらい。中盤にマテオ・コバチッチは加えたが、イルカイ・ギュンドアンは退団。

センターバックにはヨシュコ・グヴァルディオルを迎えたが、アイメリック・ラポルテが退団。ウイングにはドリブルを得意とするジェレミー・ドクを獲得したが、リヤド・マフレズは退団している。そこにMFケビン・デ・ブライネの負傷離脱も重なり、選手層にはやや不安もあるか。
英『Football365』も圧倒的な優勝候補とは言い難いとの見方を示しており、今夏の補強に疑問も呈している。

「シティは、短期的には強化されているとは言えない。確かに、ワールドカップでも活躍した最高の若手センターバックの1人であるグヴァルディオルとは契約した。しかし、センターバックは昨季のシティにとって不安のあるポジションではなかった。 ラポルテをサウジに元気よく送り出すことができるクラブなのだから。また、グヴァルディオルはプレミアの環境をこれから学んでいく21歳の若手でもある」

「中盤ではコバチッチがイルカイ・ギュンドアンに代わってチームに加わっているが、これはアップグレードではない。リヤド・マフレズの退団により、トリッキーなアタッカーの選択肢も少なくなった」

「一方で、アーセナルでは昨季に若い選手たちと若手指揮官アルテタが白熱のタイトル争いを経験したことにより、もっと強くてタフになっているはずだ。彼らは夏の期間にチームを明らかに強化している」

アーセナルも第3節でフラムと引き分けるなど盤石とは言えないが、昨季よりも戦力を強化しているのは確かだ。アーセナルの方が分かりやすい戦力強化が出来ていると言えよう。シティにとっては昨季以上に危険なライバルとなるかもしれない。

シティの場合はデ・ブライネの離脱が何よりの痛手だが、王座を守れるのか。今季のプレミアは荒れるかもしれない。

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