C・ロナウド、マネ、ベンゼマらサウジのスター軍団止まらない 超強烈助っ人の活躍でお祭り騒ぎなリーグへ

アル・ナスルでゴールを重ねるロナウド photo/Getty Images

続きを見る

ロナウドはハット、マネは2ゴールと大暴れ

今冬のFWクリスティアーノ・ロナウド加入をきっかけに、今夏の大補強で一気にスーパースター軍団となったサウジ・プロフェッショナルリーグ。

新シーズンとなる2023-24シーズンは今月11日よりスタートしたのだが、さっそくスター選手たちが期待に応えている。

ここまで3試合を消化し、3連勝スタートを切ったのはアル・イテハドとアル・アハリの2チームだ。アル・イテハドは25日にアル・リヤドを4-0のスコアで粉砕しているが、先発にはMFファビーニョ、エンゴロ・カンテ、そして1ゴールを決めたFWカリム・ベンゼマが入り、途中からはセルティックより加入したFWジョタも登場。カンテ、ファビーニョ、ベンゼマとセンターラインに実力者が揃っているのは心強い。
同じく3連勝スタートのアル・アハリは同日にアル・オクドゥードを1-0で撃破しており、このゲームで後半アディショナルタイムに決勝点を奪ったのはバルセロナから加わったMFフランク・ケシエだ。

他にもGKはチェルシーから加入のエドゥアール・メンディ、センターバックはアタランタから加入のメリフ・デミラルとローマから加入のロジェール・イバニェスがコンビを組み、中盤はケシエ、右のウイングにはマンチェスター・シティから加入のリヤド・マフレズ、左ウイングにはニューカッスルから加入のアラン・サン・マクシマン、そして最前線にはリヴァプールから加入のロベルト・フィルミーノが入っている。もはや欧州トップクラブとも戦えそうな顔ぶれだ。

それを2勝1分スタートで追うアル・ヒラルも面子は負けていない。4-0で勝利した第3節のアル・ライード戦ではフラムから加入のFWアレクサンダル・ミトロビッチが1ゴールを決め、2列目にはゼニトから加入のブラジル人FWマウコム、中盤にはラツィオから加入のセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ、ウォルバーハンプトンから加入のMFルベン・ネヴェス、GKにはセビージャから加入のヤシン・ブヌというラインナップだ。

ミリンコビッチ・サビッチが退場処分となるアクシデントはあったが、3試合で8ゴールを奪うなど戦力レベルは高い。ここにFWネイマールも絡んでくると考えると、何とも恐ろしいクラブだ。

連敗スタートとなっていたアル・ナスルも、第3節のアル・ファトフ戦で5-0とゴールショーを披露。主役はハットトリックを決めたFWクリスティアーノ・ロナウドと、2ゴールを決めたFWサディオ・マネだ。

マネの先制点もロナウドのヒールパスから生まれており、この2人が前線で連携するとは実に豪華だ。2列目にはポルトガル代表MFオタビオ、ボランチにはインテルから加入のマルセロ・ブロゾビッチ、最終ラインにはマンチェスター・シティから加入のDFアイメリック・ラポルテが入っており、こちらもセンターラインは豪華だ。

たったの一夏でここまでスター揃いのリーグになるのも珍しいが、これだけのタレントが揃えばサウジアラビアの戦いに世界が注目するのも頷ける。

サウジアラビア国内リーグは昨季も1試合平均2.7点のゴールが決まっており、まずまず得点の多いリーグではある。そこにベンゼマやフィルミーノ、マネら一流のアタッカーが加わり、ますますゴールラッシュは加速すると考えられる。それは観衆を盛り上げる何よりの要素となるはずで、毎週のようにスターがゴールを奪うお祭りリーグとして注目を集めていくことになるかもしれない。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ