“点取屋ロドリ”誕生か 3試合で2得点のMFロドリがフィニッシャーとして覚醒 チーム3連勝に大きく貢献

決勝点を決めたマンCのロドリ photo/Getty Images

シェフィールドU戦で決勝点をマーク

3冠王者のマンチェスター・シティは今夏の主力選手の退団や司令塔ケビン・デ・ブライネの負傷離脱などが重なり、不安を残したままでシーズンをスタートさせた。

アーセナルとのコミュニティ・シールドは敗戦したものの、その後のUEFA スーパーカップではPK戦の末に勝利。プレミアリーグでも3試合を終えて3連勝と良いスタートを飾っている。

今シーズンもマンCにおいて絶対的な存在感を示すのがMFロドリだ。昨シーズンもアンカーとしてチームの攻守を支える重要な役割を担い、クラブの3冠に大きく貢献した。今シーズンは、チームを繋ぐアンカーとしての役割はもちろん、試合を決定づけるフィニッシャーとして精度も注目すべきポイントだ。

開幕戦であるバーンリー戦で今シーズン初ゴールをマークすると、第3節のシェフィールド・ユナイテッド戦ではチームの決勝点となるゴールをマーク。難しいボレーシュートを難なくきめ、今シーズン2ゴール目をマーク。昨シーズンのリーグ戦の2ゴールにわずか3試合で並ぶ活躍を見せている。

昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド8・1stレグのバイエルン戦や決勝のインテル戦でのゴールなどロドリのゴールはマンCの大きな武器の1つであったが、今シーズンはここまで得点のペースが早い。チームのバランスをとるだけではなく、点も取れるアンカーとなると規格外の選手であると言える。

今シーズンもチームの中心として必要不可欠なのは間違いないが、懸念点は稼働率だ。替えの効かない選手であるロドリは、マンCで昨シーズン56試合に出場し、4476分もの時間プレイした。今シーズンもここまで公式戦の5試合全てフル出場している。

点取り屋として覚醒しているロドリだが、替えの効かない世界最高のアンカーをどのようにマネジメントし起用していくかは、マンCにとって大きな課題となる。

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