ミランへの移籍は正しかった? プリシッチ、新天地イタリアで完全復活の予感 

ミランで早くも結果を残すプリシッチ photo/Getty Images

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デビュー戦から2試合連続ゴール

ACミランに所属するアメリカ代表FWクリスティアン・プリシッチが、昨季とは別人のようなパフォーマンスを披露している。

今夏の移籍市場で、チェルシーからミランへ移籍した現在24歳のプリシッチ。新天地のイタリアで見事に開幕スタメンを勝ち取ると、ボローニャを相手に強烈なミドルシュートを叩き込み、セリエA初ゴールを記録した。チームの勝利に貢献するとともに、個人としても早速結果を残してみせたのだ。

そして勢いそのままに、4-1で勝利した続く第2節トリノ戦でも、多くのファンが見守るホームで、プリシッチは違いを見せつける。スコアレスで迎えた33分、センターサークル付近でボールを受けたプリシッチはドリブルで持ち運び、右前を走っていたルーベン・ロフタス・チークへパス。ロフタス・チークはトラップでエリア内の深い位置まで侵入し、中央へ折り返すと、そこに走り込んだプリシッチが冷静にボールをゴールへ流し込んだ。
プリシッチは昨季、プレミアリーグで24試合に出場するも、わずか1ゴールにとどまり、厳しい声も多く浴びせられた。しかし、戦いの舞台をイングランドからイタリアへ移したことで心機一転、新天地では開幕戦から2試合連続ゴールと、ファンの期待に応える活躍を見せている。

なお、データサイト『opta』によると、セリエAが3ポイント制になって以降、デビュー戦から2戦連続でゴールを記録したのは、ミランの選手としては5人目。オリバー・ビアホフ、アンドリー・シェフチェンコ、マリオ・バロテッリ、ジェレミー・メネズ以来の快挙だという。

まだまだシーズンは始まったばかりではあるが、ミランへの移籍は正しかったかもしれない。プリシッチはこの調子で結果を残し、完全復活を遂げることができるのか。

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