ドイツの天才MFが今や市場価値“600万ユーロ”に…… 悩める29歳のテクニシャンはどこへ行く

昨季はベンフィカで過ごしたドラクスラー photo/Getty Images

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ピーク時は4000万ユーロの評価を受けていた

ドイツの天才はこのまま埋もれてしまうのだろうか。

思うような時間を過ごせていないのは、29歳のドイツ人MFユリアン・ドラクスラーだ。

若い頃より天才肌の攻撃的MFと評判だったドラクスラーは、シャルケ、ヴォルフスブルクで頭角を現した。ブンデスリーガを代表するヤングスターの1人だったが、29歳を迎えた今は状況が大きく異なっている。
2017年からプレイするパリ・サンジェルマンで思うように出番を増やせなかったこともあり、ドラクスラーは昨夏にベンフィカへのレンタル移籍を決断。しかし昨季も怪我の問題があり、ポルトガル国内リーグでは10戦1ゴールの成績に終わってしまった。

今夏にはPSGに復帰しているが、今のところ構想には入っていない。イングランドのクリスタル・パレスや、最近話題のサウジアラビア方面から関心が届いているようで、フランスでの戦いは今夏で終わりとなるだろう。

5年前は4000万ユーロあった市場価値も、今や600万ユーロまで下がっている。年齢的にはドイツ代表でも中心となっているはずだったが、現状は非常に厳しいものとなっている。

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